2017-01-01から1年間の記事一覧

印鑑証明書の悪用防止策

契約締結等に際して依頼者の印鑑証明書を相手方に交付する際、依頼者から悪用される可能性があるとして難色を示されることがあります。このような場合には、余白部分に「平成○○年○月○日付○○契約書作成のためにのみ有効」であると記載して悪用防止策を講じる…

給与差押えと先日付振込

ある日突然、会社に給与債権の差押命令書が届き、慣れない対応に苦慮することがあります。基本的な計算方法等については、差押命令書に同封されている紙に記載されていますが、既に給与の先日付振込手続を終えているような場合には、早急に対応を検討しなけ…

冒認特許に関する「特許を受ける権利」の譲渡

冒認出願がなされた場合において、真の発明者から「特許を受ける権利」の譲渡を受けることがあります。例えば、従業員の発明について会社が「特許を受ける権利」の譲渡を受けて、冒認出願者に対して訴訟提起する場合が考えられます。 ところで、特許法34条…

和解において期限の利益喪失条項及び免除条項を定める際の留意点

高額な債務の支払義務を認めつつ、一定額を分割で滞りなく支払った段階で残部の支払いを免除するという和解条項を締結することがあります。 この場合、「期限の利益を喪失しなかったとき」に免除の効力が生じると定める場合が多いように思います。 しかし、…