知的財産権
平等院の鳳凰堂を撮影した写真を使用したパズルの販売元会社に対し、平等院が京都地裁に販売差し止めなどを求めて訴訟提起した旨が報道されています。 www.asahi.com 鳳凰堂は10円玉にもデザインされた世界遺産です。法律家としては非常に難しい問題である…
平成23年に特許法が改正されるまでの間、冒認出願されて発明者でない者に特許権を取得されてしまった場合、真の発明者としては、無効審判を請求する他なく、和解に持ち込んで特許権を取り戻すことを試みるしかありませんでした。無効とすれば誰でも特許権…
特許権が共有である場合、共有権者の1人は他の共有権者に対し、共有物分割請求(民法256条)を行使することが可能です。特許登録令33条において、特許原簿に分割禁止契約を記載することが可能であると定められていることからも、分割そのものは禁止さ…
冒認出願がなされた場合において、真の発明者から「特許を受ける権利」の譲渡を受けることがあります。例えば、従業員の発明について会社が「特許を受ける権利」の譲渡を受けて、冒認出願者に対して訴訟提起する場合が考えられます。 ところで、特許法34条…